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2010/10/11 | 児玉 哲彦

About

2010/10/11 | 児玉 哲彦

About


「この犬の中身を作るよ」

Studio+iが立ち上がったきっかけは、六本木ヒルズのメンバーの二人が初めて出会った日のこんなやり取りでした。一人は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで都市を研究し、もう一人は同キャンパスでモバイル機器のインタフェースを研究していました。都市研究側は秋葉原の地域情報化プロジェクトで、システムを作る技術者を探していました。インタフェース研究者は自分のシステムを街中へ展開するためのフィールドを探していました。

そこから生まれたのが、ここHOREアキバです。

その出会いをきっかけに、他の大学関係者やデザイナー、企業、地域とのコラボレーションを通じて、生活空間に情報技術を活用する様々なプロジェクトが生まれてきました。私たちは、その中で、自分たちのコミュニティの取り組みを一つの旗の下に展開していくことにしました。

それがStudio+iです。

+iという名前は、information technology, internet, interactionといった新たなテクノロジーを、既存の空間に融合させていくという私たちの取り組みを示しています。iはまたeyeでもあり、人々の行動や考え方を観察し、デザインに応用するというあり方を示しています。

私たちはまだ実際のスタジオを持っているわけではありませんが、このウェブサイトを拠点に、今後も空間と情報を融合するプロジェクトや研究を行っていきます。

世界が愛でいっぱいになるように、という願いを込めて。
2007/10/10 Studio+i代表 児玉 哲彦

Text 明日の編集を担うもの

2010/7/26 | 児玉 哲彦 | [] [] [] [] [] [] [] [] []

iPad
僕は今iPadでこのエントリーを書いています。iPadはこのようなコンテンツの制作に使うこともできますが、やはり多くの場合にはコンテンツを消費する装置として用いられていることでしょう。こうしたタブレットコンピュータにおいて大きく期待されているコンテンツとして、電子書籍を挙げることができます。

出版業は、日本を含む多くの国においてネットの無料のコンテンツなどに押され、不況にあえいできました。紙の書籍に近いレイアウトと、課金を実現できるiPadのようなタブレットを、既存のノウハウやビジネスモデルを変えずにデジタル化による流通の拡大を実現する救世主のように捉えるむきもあります。一方ではAppleやAmazonのようなプレーヤが電子書籍によって既存の出版業を破壊するのではないかという危機感もあります。僕自身は、書籍の流通は今後かなりの割合がネットを通じて行われるようになると思いますが、以前のエントリー(マルチメディア2.0としての電子書籍に未来はあるか)で書いたように既存のパッケージによる出版はネットというメディアとの親和性が低く、ネットのコンテンツとしてはニッチにとどまると考えています。

ここで考えてみたいのが、編集という仕事についてです。メディアの文脈で編集といったとき、多くの人は出版における構成やレイアウトといった仕事を思い浮かべるでしょう。あるいは、映像をカットしてつなぐ作業のことだと思う人もいるでしょう。ですが、ネットにおける編集とはなんなのでしょうか?

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Text シリコンバレーへ行ってみて、日本の20代に伝えたいこと

2010/6/6 | 児玉 哲彦 | [] [] []

Route 101

今回シリコンバレーに行ってみて、20代〜自分と同年代くらいの日本の学生やIT技術者に伝えたいこと。もう日本ではなくあちらで働きたいと思いました。

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Silicon Valley Day 2:Plug & Play Tech Center

2010/5/31 | 児玉 哲彦 | [] [] [] []

Plug & Play Tech Center

2日目、まだ時差が辛い中、多くのテクノロジーベンチャーやベンチャー投資家が入居するPlug & Play Tech Centerを訪問してきました。

Sunbridge Partners

まずは、入居しているVCの一つであるSunbridge Partnersでアナリストおよびマネージャーを勤められている川鍋仁さんにお話をうかがってきました。川鍋さんご自身のキャリアのお話を参考にしながら、僕がシリコンバレーでキャリアを作っていく方法をご相談しました。僕のように技術やプロダクトに興味がある人間は、マネジメントや金儲けに関心の強いビジネスマンタイプのパートナーを探すといいということ、そうした人間を探すためにためにビジネススクールに入ることなども良いかもしれない。一方で、今までやってきたことが色いろいろあるので、こちらでも採用してくれる企業があるかもしれず、一定の余裕のある企業であればビザの申請なども支援してくれるのでその方がよいかもしれないとのことでした。

川鍋さんのお話で印象深かったのが、日本のITにおいては下請け構造が強すぎて、テクノロジーで勝負できるベンチャーがほとんどない。なので、Sunbridgeでのお仕事でも目指しているのは、自分のテクノロジーで一本立ちできるベンチャーを日本に少しでも増やすことだとのことでした。
またSunbridgeのパートナーであるKen Ehrhartさんともお話し、僕いのDataJockeyをマルチコンピュータアプローチの研究例として大変興味を持っていただきました。

Plug & Play Expo

PayPal X Developer Chalengeファイナリスト

Plug & Playでは、本当にたまたまなのですが、この日は年に一度のExpoの日で、たくさんのベンチャーが展示を行っており、分野もウェブに限定されずエネルギーや建築など広範でした。ここで、TweetBrainというTwitterと連携するQ&Aサイトを開発して話題になったDeXin Shiという中国人の女性と知り合いました。(名刺に書いてある職業がEntrepreneur!)DeXinに僕のポートフォリオを見せたところ大変興味を持ってもらえ、この後DeXinとは滞在中にたびたび会ってアイデアを練ることになります。

今回はPayPal Xがプラチナスポンサーとなり、Pay Pal XのDeveloper Challengeのファイナリストによるプレゼンテーションがありました。発表されているビジネスアイデアのレベルについていうと、日本のビジネスコンテストなどと大きな差はない。しかし、ベンチャーやソーシャルビジネスのファンドレイズをするためのサービスが多く提供されるなど、こちらでは事業やサービスのマネタイズへの真剣度合いが日本と比べてはるかに高いと感じました。この点は、後のStanfordの訪問の際にも同様でした。

情報プラットフォームのエコシステムが成立するためには課金システムが重要で、AppleのiTunesやドコモのiモードが成功したのもこの点が大きいです。アメリカではPayPalが広く使われているため、PC上のウェブサービスの課金が行いやすかったためにビジネスチャンスが大きかったことがよくわかりました。

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