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Text 明日の編集を担うもの

2010/7/26 | 児玉 哲彦 | [] [] [] [] [] [] [] [] []

iPad
僕は今iPadでこのエントリーを書いています。iPadはこのようなコンテンツの制作に使うこともできますが、やはり多くの場合にはコンテンツを消費する装置として用いられていることでしょう。こうしたタブレットコンピュータにおいて大きく期待されているコンテンツとして、電子書籍を挙げることができます。

出版業は、日本を含む多くの国においてネットの無料のコンテンツなどに押され、不況にあえいできました。紙の書籍に近いレイアウトと、課金を実現できるiPadのようなタブレットを、既存のノウハウやビジネスモデルを変えずにデジタル化による流通の拡大を実現する救世主のように捉えるむきもあります。一方ではAppleやAmazonのようなプレーヤが電子書籍によって既存の出版業を破壊するのではないかという危機感もあります。僕自身は、書籍の流通は今後かなりの割合がネットを通じて行われるようになると思いますが、以前のエントリー(マルチメディア2.0としての電子書籍に未来はあるか)で書いたように既存のパッケージによる出版はネットというメディアとの親和性が低く、ネットのコンテンツとしてはニッチにとどまると考えています。

ここで考えてみたいのが、編集という仕事についてです。メディアの文脈で編集といったとき、多くの人は出版における構成やレイアウトといった仕事を思い浮かべるでしょう。あるいは、映像をカットしてつなぐ作業のことだと思う人もいるでしょう。ですが、ネットにおける編集とはなんなのでしょうか?

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Text マルチメディア2.0としての電子書籍に未来はあるか

2010/3/29 | 児玉 哲彦 | [] [] [] [] []

Alice
(KUMANOMIX:引っ越ししたら出てきたもの

僕がコンピュータを本格的に触り始めたのは、93〜94年頃でした。当時は、CD-ROMによる「マルチメディア」コンテンツが一大ブームとなっており、インタラクティブ・ムービーから写真集までさまざまな作品が作られました。僕も「Spaceship Warlock」や「MYST」といったインタラクティブ・ムービーに衝撃を受け、これがメディアの未来ではないかと考えて3DCGによるコンテンツ制作を始めたのが、今の仕事に至るきっかけでした。

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