インタラクションするマテリアルの登場

木陰や洞窟のような自然の作り出したねぐらを離れて以来、我々はさまざまな素材を使って環境を作ってきた。日本は現存する世界でもっとも古い木造建築(法隆寺 西院伽藍)を持つ国である。また現代における建築を規定しているのは、ル・コルビュジェによる鉄筋コンクリートの建築、およびミース・ファン・デル・ローエによる鉄とガラスの建築である。では、未来の空間を規定するのはどのような素材か。一つの答えは、インタラクティブなマテリアルである。 Continue reading “インタラクションするマテリアルの登場”

見えない空間を形成するマテリアル ー無線通信が生む領域形成ー

近代建築の発展は、新しい素材を建築材料として用いたことがその変化の根底にある。伝統的な木や石、レンガといった素材に変わり、コンクリートと鉄、そしてガラスがその主役に踊りでた。その中でも興味深いのがガラスである。 Continue reading “見えない空間を形成するマテリアル ー無線通信が生む領域形成ー”