自動車産業に続き、電機産業も不振を極めています。ソニーと東芝が大幅な営業赤字を計上する見通しとなりました。もちろん不況が直接的な原因でしょうが、総合電機メーカーは長らく構造的な問題を抱えており、それが不況によって露わになったという表現の方が適切でしょう。
総合電機メーカーの問題の一つは、以前のエントリー(電機メーカーがコンシューマ映像機器から撤退する日)で書いたように付加価値のあるユーザエクスペリエンスを生み出せていないことです。その理由を、もう少し掘り下げて考えてみましょう。 Continue reading “持続的破壊的イノベーションの時代”