シリコンバレーへ行ってみて、日本の20代に伝えたいこと

Route 101

今回シリコンバレーに行ってみて、20代〜自分と同年代くらいの日本の学生やIT技術者に伝えたいこと。もう日本ではなくあちらで働きたいと思いました。 Continue reading “シリコンバレーへ行ってみて、日本の20代に伝えたいこと”

Silicon Valley Day 2:Plug & Play Tech Center

Plug & Play Tech Center

2日目、まだ時差が辛い中、多くのテクノロジーベンチャーやベンチャー投資家が入居するPlug & Play Tech Centerを訪問してきました。

Sunbridge Partners

まずは、入居しているVCの一つであるSunbridge Partnersでアナリストおよびマネージャーを勤められている川鍋仁さんにお話をうかがってきました。川鍋さんご自身のキャリアのお話を参考にしながら、僕がシリコンバレーでキャリアを作っていく方法をご相談しました。僕のように技術やプロダクトに興味がある人間は、マネジメントや金儲けに関心の強いビジネスマンタイプのパートナーを探すといいということ、そうした人間を探すためにためにビジネススクールに入ることなども良いかもしれない。一方で、今までやってきたことが色いろいろあるので、こちらでも採用してくれる企業があるかもしれず、一定の余裕のある企業であればビザの申請なども支援してくれるのでその方がよいかもしれないとのことでした。

川鍋さんのお話で印象深かったのが、日本のITにおいては下請け構造が強すぎて、テクノロジーで勝負できるベンチャーがほとんどない。なので、Sunbridgeでのお仕事でも目指しているのは、自分のテクノロジーで一本立ちできるベンチャーを日本に少しでも増やすことだとのことでした。
またSunbridgeのパートナーであるKen Ehrhartさんともお話し、僕いのDataJockeyをマルチコンピュータアプローチの研究例として大変興味を持っていただきました。

Plug & Play Expo

PayPal X Developer Chalengeファイナリスト

Plug & Playでは、本当にたまたまなのですが、この日は年に一度のExpoの日で、たくさんのベンチャーが展示を行っており、分野もウェブに限定されずエネルギーや建築など広範でした。ここで、TweetBrainというTwitterと連携するQ&Aサイトを開発して話題になったDeXin Shiという中国人の女性と知り合いました。(名刺に書いてある職業がEntrepreneur!)DeXinに僕のポートフォリオを見せたところ大変興味を持ってもらえ、この後DeXinとは滞在中にたびたび会ってアイデアを練ることになります。

今回はPayPal Xがプラチナスポンサーとなり、Pay Pal XのDeveloper Challengeのファイナリストによるプレゼンテーションがありました。発表されているビジネスアイデアのレベルについていうと、日本のビジネスコンテストなどと大きな差はない。しかし、ベンチャーやソーシャルビジネスのファンドレイズをするためのサービスが多く提供されるなど、こちらでは事業やサービスのマネタイズへの真剣度合いが日本と比べてはるかに高いと感じました。この点は、後のStanfordの訪問の際にも同様でした。

情報プラットフォームのエコシステムが成立するためには課金システムが重要で、AppleのiTunesやドコモのiモードが成功したのもこの点が大きいです。アメリカではPayPalが広く使われているため、PC上のウェブサービスの課金が行いやすかったためにビジネスチャンスが大きかったことがよくわかりました。

謹賀新年2020:トランスペアレントソサエティーの10年

あけましておめでとうございます。

僕は、慶應SFCの3年生です。入学年度は2017年で、ログインはs17365akです。2012年にオープンした未来創造塾に住んでいて、今年は実家に帰らなかったのでそこからこのエントリーを書いています。

未来創造塾プロジェクトが始まってから10年が過ぎ、トランスペアレントソサエティーという言葉も新聞やテレビで普通に目にするようになりました。当時は先進的だったキャンパスのライフログのインフラも世の中で当たり前になってきました。そこで、10年後に向けたインフラを考えるプロジェクトに所属しています。2030年のキャンパスを考えるために、この10年間に起こったキャンパスライフの変化をまとめてみます。 Continue reading “謹賀新年2020:トランスペアレントソサエティーの10年”

ライフログがないなら、当社への応募はできません

あなたが企業の採用担当者だったとします。ある年の採用活動で、大学時代の実績などをうまくアピールした二人の志望者がいます。あなたは二人の名前を検索してみました。二人ともブログを持っているようです。一人は、書いてある内容から判断するにエントリーシートや面接で言ったことはおおむね本当のようです。もう一人は、どうも面接で言っていたような活動をしている様子は見えてこず、遊んでばかりいるような様子が伝わってきます。

あなたは、二人のどちらを採用するでしょうかContinue reading “ライフログがないなら、当社への応募はできません”