5/19〜31の13日間、シリコンバレーを訪問しています。自分でも意外なことに初めてです。なにか今までは、まだ準備ができてないような、そのまま行ったら飲み込まれてしまいそうな気がして。博士号の取得を機に、来ることにしました。幸い、前から関心のある研究機関や企業、また今面白そうなベンチャーにいろいろとアポが取れ、お邪魔してきます。毎日が濃密になりそうなので、今回は(なるべく)即日更新の方向で行きます。 Continue reading “Silicon Valley Day 1:到着”
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横須賀美術館
風景/記憶
僕は渋谷の街によく出ます。家から近いのもありますが、本当の理由は、セゾン文化の昔から、このとっ散らかった街ではいつも新しいコンテンツが出迎えてくれるからです。
この街には積み重なる歴史や一貫したコンセプトはなく、差異化のゲームによる飽くなき消費衝動の喚起のみがプログラミングされています。多くのコンテンツは渋谷に訪れたくなる魅力を与えていますが、消費されるペースも非常に早いため、ときに焼け野原から立ち上がった歴史無き街の空虚さも感じます。 Continue reading “風景/記憶”
ママと子供の代官山マップ
横浜トリエンナーレ2008
2002年以来開催されている横浜トリエンナーレ。3年に一度、みなとみらい地域一帯が、まるごと現代美術の祭典を繰り広げます。今回のテーマはタイムクレヴァス。時の裂け目、といった意味でしょうか。その主題に沿ってなのか、過去の作品、および映像作品が非常に多いのが今回の特徴です。
その中でも、バイオレントでグロテスクなR-15作品も多い。連休で来ていた家族連れは戸惑っていたよう。
アートの一つの役割は、我々の常識を揺さぶり、世界の深淵を覗かせることです。その意味では、今回のトリエンナーレは、不穏さや落ち着かなさに見るものを誘ってくれます。ですが、今は我々の置かれた世界があちこちで裂け目を生じさせている。こんな時代には、本当はその裂け目を埋めるような表現が求められているように思います。
以下、気になった作品など。