久保 美那子

双子です。

主な活動履歴

就学前には,紙工作,レゴブロック等を用い,制作スキルを養った.

小学校在学時には,主にKID PIXの使用を通して,基礎的なマッキントッシュコンピュータの使用法を学んだ.スタンプ(アイコン)制作の経験を積むとともに,Photoshopの基礎的な使用法についても学んだ.並行して,ビーズ手芸,自由樹脂を用いた造形等を通し,制作スキルを養った.

中学在学時には,アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタ・バーバラへ1年間留学した.また,Photoshopを用いたポストカード制作,Hi-8を使用し,特撮によるCF制作などを行った.

高校在学時には,部活動において,舞台美術,広告制作の経験を積んだ.また,洋服や靴などのリメイクのスキルを養った.

大学入学以降は,主に授業を通して環境デザイン,デザイン基礎,認知科学について広く浅く学んだ.また,ダンス舞台の衣装制作を通し,洋裁のスキルは引き続き養っている.

学部4年次より,安村研(インタラクション・デザイン・ラボラトリ)にて,女のコのための生活コンピューティングについて研究活動を行っている.


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西澤 大

  ある日僕はトイレの個室に入っていた。その時、ふと壁の向こうから同級生の声がしたのである。自分が用を足しているその数十センチ前に、一枚の板を隔て知り合いがいる。その事実に気付いた時僕は、異様に興奮した。数mmの板が隔てるものとはかくも大きいものかと。それが建築というものに興味を持った経緯である。

もっとも今思えば、驚くべきは板一枚そのものの力ではなく、板一枚に視覚を遮られるだけで、相手との距離を違うものとしてしまう僕らの知覚のあり方であったのではあるが。

よって今現在、僕の興味は、いかにして様々な「板一枚」を日常の中から発見し、それがどこに「建ち」、どのように「住まわれているのか」という、まさに「建築」の有り様を考えることにある。

そんなわけだから、僕のマイブームがPCからケータイに、ケータイからゲームに移ろってきたことは些かも不思議ではない。まして情報技術や建築技術そのものでなかったことはシゴク当然なのである。

世界を“少し”ずらした眼差しで眺めること、人間は滅茶苦茶“不思議”であることに気付かせてくれた、とある偉大な漫画家に深い敬意を表しながら。
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