日本最大のワイヤレス&モバイルの見本市、ワイヤレスジャパン2009を見てきました。
今回の見所は、やはりAndroidとARでした。一方でソフトバンクモバイルのブースがなく、iPhoneの出展がないのがやや寂しいです。
今回充実したデモを行っていたのはドコモブース。
Android端末で動作するARアプリケーションの「直感ナビ」。デモはいい感じでしたが、現在地情報+コンパスのため、セカイカメラ同様実際に使おうとすると位置の精度が問題になるかもしれません。
同じくAndroid上の投げメール。投げた方向と力に応じて、メッセージを遠くに飛ばして置いておくことができます。遊びの要素が強くていい感じ。
ドコモブースの、触力覚メディア。ノイズをうまくフィルタリングして、リアルな力覚の伝達が可能になっていました。
KDDIの実空間透視ケータイも、いよいよサービス開始です。フォートラベルの観光情報コンテンツなどが動いていました。
Willcomの次世代PHS“XGP”に対応した地域情報端末。自治体などの要望に基づいて開発されており、防災等の行政情報を家庭に配信します。インフラが整っていない地域のために、XGPの基地局と合わせての導入も提案しているそうです。
Qualcommブース。コンテンツ配信技術MediaFLOを用いたデジタルサイネージアダプタの提案。MediaFloによってコンテンツを受信し、USBメモリに保存することで、既存のデジタルサイネージやデジタルフォトフレームに挿すだけでコンテンツのワイヤレス配信が可能に!
同じくQualcommブースの、スマートブックのコンセプトモデル。VAIO type Pを一回り大きくしたような、なかなか魅力的なフォームファクタです。調子が悪く、稼動していなかったのが残念でした。
アメリカでチャット用に流行しているSideKick端末。日本での発売の予定はまだないようです。実物を初めて見ました。QWERTYキーボード搭載のスマートフォンはビジネス向けのものが多い中で、これは完全にコンシューマ向け、UIもゲームのようで楽しいです。
個人的にかなりツボだったのが、ブリリアントサービスさんによる自作Androidケータイ。ビーグルボードにW-SIMを組み合わせており、着信ができるようになっていました。
ドコモの各種のナチュラルインタフェースのように、個々のキャリアやメーカーの面白い取り組みがありました。一方、これからのモバイル業界はiPhoneやAndroidのようなプラットフォーム上のオープンイノベーションで進んでいくと考えられるので、今はまだ嵐の前の静けさのように感じました。おそらく来年の展示会は、内容もプレーヤも大きく変わっているでしょう。
「展示会レポート ワイヤレスジャパン 2009」でググって、
ここにたどり着きました。
やっぱり今回はAndroidですよね。実は自分も見学に行って、
リンク先にレポートを上げたのですが、AndroidのAの字も
書いていません。視界には入っていたはずなのですが…。
書いてから、このブログを見て「A!」っと思ったくらいです。
同じ展示会でも、やっぱり見る人が違うと、違うんだなあと
感心しました。
こんにちは、コメントありがとうございます。そんな風にいわれると恐縮です、自分の興味の対象だというだけなので。
サイトも拝見しましたが、UQやシャープのブースも何気に面白かったですよね。
たとえばWiMax対応Android端末とか、シャープのAndroid端末なんていうのが出てくると、日本の進んだ技術が世界に出ていくきっかけになるような気がします。