SFC ORF 2009開催 Twitter連動企画についてなど

23日、24日の2日間に渡ってSFCのOpen Research Forum(ORF) 2009が開催されました。今年も多くの方々にご来場いただき、まことにありがとうございました。

ORF 2009会場

今年は、若手教員+α(僕とか)による実装部隊に参加しました。これまでのORFがその場限りのイベントに終わってしまっていたのではないかという問題意識から、Twitterを用いて、事前の話題の喚起/開催中のインタラクションの活性化/終了後の関係の継続という時間軸に沿って、出展者と来場者とを繋ぐ様々な企画を実施しました。iPod Touchの森のようなORF-Navi(徳田研究室+内田洋行)、Twitterと連動して草が生える公式ウェブサイトORF-Sight(筧研)、会場でライブ編集されるレポート「断面新聞」(加藤研)、Suicaと連動したつぶやき装置(増井研)、等。

Twittable
自分のメイン企画は、会場で歓談している人がアカウントを登録すると、つぶやきが流れるタッチスクリーンテーブルTwittable。名刺交換代わりに、今テーブルにいる人同士がお互いを一斉にフォローし合うことができます。テーブルのハードは、フィグラ株式会社と共同で新規に開発したものです。

ログを取ったところ、229回のログイン(重複アカウント含む)が行われ、491の新規のフォローが作り出されました。僕も100フォローくらい増えました。笑 個人的に嬉しかったのは、展示した場所がレセプション会場になり、実際に熊坂先生らにテーブルでお酒を飲んでいただいたことです。このように実際に使われると、デザインをした甲斐があります。今後、ビジネスインキュベーション施設や異業種交流会などの場に設置して、運用していくことを目指していきます。

ORF Twit
つぶやきを促進するために、Androidを用いたつぶやき端末ORF Twitを20台配置し、会場の方から128のつぶやきがありました(テスト用を除いた数)。またSFCの学生のTwitterの猛者達に、ORFレポーターとして、展示についてのつぶやきを行ってもらうなどしました。

さらに、松村太郎君主催によるトークセッション「ヒトコト2」、Twitter企画を振り返るゲリラセッション「断面の触感」を開催しました。前者は、ついにネットワークと連携するカメラを発売開始したベンチャーの家電メーカーCEREVO社岩佐社長にもご参加いただきました。後者は、飛び入りで國領、熊坂、村井、中村、といったSFCの重鎮の諸先生が飛び入りで参加され、濱野君、中澤先生、田中先生といった登壇発表者との熱い師弟対決が繰り広げられました。

大学が象牙の塔ではいられなくなり、広く社会とコミュニケーションを取っていくことが求められる中で、Twitterのようなソーシャルメディアをどのように使っていくべきか、今回のたくさんの試みを通じて至らない点も多かったですが、その分今後に向けて得るところが多々ありました。進化するSFCの今後に、どうかご期待ください。


参考リンク:

ITmedia「ORF2009:Twitter生かした研究いろいろ “iPod touchが生えた庭”も
INTERNET Watch「会場の雰囲気を伝えるTwitter企画、投稿用にGoogleケータイ設置
@mocchicc 君のアップしてくれた実演動画
SEPARATE KS「SFC Open Research Forum 2009
無限と微小「ログ:ORF2009(慶應義塾大学SFC Open Research Forum 2009)

2 thoughts on “SFC ORF 2009開催 Twitter連動企画についてなど”

  1. お疲れさまですー。SFC M2の木下です。
    今年は仕事でORFに行けずに残念だったのですが、児玉さんのブログを読んで、ORFの雰囲気を満喫させて頂きましたー。

  2. ありがとう、続きはTwitterで。このコメント欄をうまくTwitterと連携させたいんだけど、どうもプラグインがうまく動かなくてねー。

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