UIとスケーラビリティ

東京電機大学の戸辺先生と話していて。ユビキタスなシステムでは、システムのスケーラビリティが問題になります。一方、ユーザインタフェースについても、扱う物のサイズが変わってくれば、アフォーダンスが変わってきます。

iPodを考えてみましょう。iPhone / iPod Touch、次いでClassicやNano、最後に操作ボタンが一切なくなったShuffle。同じ会社の同じ製品ファミリーでありながら、いずれも全く異なったインタフェース(マルチタッチ、クリックホイール、リモコンボタン)が採用されています。その理由は、ディスプレイのサイズや記憶装置の違いに起因しています。

iPodファミリー

このように、扱う入出力装置のサイズや位置関係によって、適切な操作性は変わってきます。モバイルやユビキタスなサービスのインタフェースにも、スケーラビリティという概念が有効だと考えられます。