思考停止の国の僕ら-石川県の小中学生携帯所持規制条例-

小中学生の携帯所持規制 保護者に努力義務 石川県条例

石川県では、自民党会派が中心になって進めた条例の改正で、小中学生に防災や防犯以外の目的で携帯電話を持たせないようにする保護者の努力義務を盛り込んだそうです。直接のきっかけとしては、サイトへの書き込みに腹を立てた高校生が相手をバットで殴る事件が発生したからだとか。

それなら、6歳でプログラミングを始め、中学校でパソコン通信やインターネットにハマり、高校では学校近くのISDN公衆電話でネットに接続していた僕なんかは、きっとそのせいでスポイルされて今のようになったのでしょうね 😛

公立の小中学校が荒れているという話はよく耳にするし、現場の教育者の方は裏サイトやネットでの嫌がらせに頭を悩ませていることは事実なのでしょう。

それでも、あえて言いたい。こんなの大きなお世話以外のなにものでもないでしょう。 Continue reading “思考停止の国の僕ら-石川県の小中学生携帯所持規制条例-“

スマートブックは理想のモバイルを実現するかもしれない

スマートブック(QualcommのPRサイトより)高校生の頃に、PDAの元祖であるNewton Message Padを使って以来、理想的なモバイルコンピュータを探しています。が、10年以上経った今でも、本当に理想的と言えるものには出会っていません。

とはいえ、スマートフォンやネットブックなどの、様々なモバイルコンピュータが出回るようになり、それらを使ううちに、モバイルコンピュータの理想型が見えてきたように思います。そして、どうやらQualcommらが提案するスマートブックが、それを具現化するかもしれません。

これまで使ってきたモバイルコンピュータを踏まえたうえで、なぜスマートブックが理想のモバイルコンピュータになり得る可能性があるのか、書いてみます。 Continue reading “スマートブックは理想のモバイルを実現するかもしれない”

UIとスケーラビリティ

東京電機大学の戸辺先生と話していて。ユビキタスなシステムでは、システムのスケーラビリティが問題になります。一方、ユーザインタフェースについても、扱う物のサイズが変わってくれば、アフォーダンスが変わってきます。

iPodを考えてみましょう。iPhone / iPod Touch、次いでClassicやNano、最後に操作ボタンが一切なくなったShuffle。同じ会社の同じ製品ファミリーでありながら、いずれも全く異なったインタフェース(マルチタッチ、クリックホイール、リモコンボタン)が採用されています。その理由は、ディスプレイのサイズや記憶装置の違いに起因しています。

iPodファミリー

このように、扱う入出力装置のサイズや位置関係によって、適切な操作性は変わってきます。モバイルやユビキタスなサービスのインタフェースにも、スケーラビリティという概念が有効だと考えられます。

自分を中心に周辺情報をブラウズするLocoscape

最近取り組んでいる、Androidを用いた周辺情報ブラウズのためのシステム「Locoscape」を発表します。

Locoscapeでは、リクルート社のドコイク?ウェブサービスを用いたスポット情報、およびFlickrのジオタグ付き写真を、自分の現在地を中心とした表示でブラウジングすることができます。 Continue reading “自分を中心に周辺情報をブラウズするLocoscape”