日本建築学会 空間生命化デザインWG

春にワークショップを開催した日本建築学会 情報システム技術委員会 空間生命化デザインWGの、今年度の活動が始まりました。

宇宙エレベーターのアニリール・セルカン先生、竹中工務店の石川さん、パナソニックの山本さんというとても強力な新規メンバーを新たに加え、今後二年間活動していきます。

建築の計画、構造、環境といった諸側面に対して、生命のアナロジーとして取り入れ、イノベーションの実現を目指すという、ある種大それた取り組みです。参加している研究者および事業者は、それぞれのアプローチで技術が実現する未来の環境作りに取り組んでいます。

建築の側から技術にアプローチする良さは、技術が自己目的化せず、社会の現実的なニーズや必要性を常に忘れないことです。今はまだニッチなコミュニティですが、未来の環境を志す人達の一つのハブになってきています。 Continue reading “日本建築学会 空間生命化デザインWG”

信近エリ、という才能について

アルバム「hands」表現を志す人間にとって、多くの相手にそれを届けたいというのは自然な欲求。その欲求が、経済原理と結びつく中で、音楽ビジネスは成り立ってきました。

多くの相手に届けることを目的にするならば、いろいろの方法を取ることができます。まず、大きなレーベルと契約に漕ぎ着けなければならない。すでに知られたプロデューサーに付いてもらうことも有効かもしれないし、流通を押さえる必要もある。タイアップをするなど、プロモーションも大きく仕掛けたい。

でも、と思う。一リスナーとして、心を動かす音楽に触れる経験は、どう流通するかという問題とは、あまり関係がないと思う。むしろ、本当の才能というものは、そのような被いをまとわず、一人荒野を歩いていても、隠しきれず溢れ出てしまうようなものかもしれません。

そのような才能に出会うことは希有です。が、信近エリさんは、そんな一人のミュージシャンです。 Continue reading “信近エリ、という才能について”

情報処理学会HCI研究会発表

13日に明治大学生田キャンパスで開催された、第132会情報処理学会HCI研究会Locoscapeを発表してきました。

概ねテーマには共感を持っていただけたようでした。中小路先生からは、今後の課題として現地にたどり着くことをいかに支援するか。中村先生からは、歩いている最中で使うための工夫はあるのか。湯浅先生からは、ズーミングした場合の一画面の情報量が多くなりすぎないかといったご質問をいただきました。増井さんにはAndroidで実際に動いているところを評価していただけました。

明大の北野大教授が、ゲスト講演としてリスクコミュニケーションについてお話しされました。それにしても弟さんに話し方が似ていて不思議な感じでした。
北野先生の講演

日本Androidの会発表

Android日本Androidの会は、Androidに関わる・興味のある有志のコミュニティで、まだ日本で端末が発売されていないにも関わらず非常に活発な活動を行っています。今回の勉強会でUIについての現在開発中の、周辺情報ブラウジングアプリを発表してきました。

参考リンク:Project Hews by 木南英夫「日本Androidの会 2009年3月のイベントを開催しましたContinue reading “日本Androidの会発表”