» 2009 » 6月
信近エリ、という才能について
2009/6/14 |
児玉 哲彦
| [ひと] [イベント] [音楽]
表現を志す人間にとって、多くの相手にそれを届けたいというのは自然な欲求。その欲求が、経済原理と結びつく中で、音楽ビジネスは成り立ってきました。
多くの相手に届けることを目的にするならば、いろいろの方法を取ることができます。まず、大きなレーベルと契約に漕ぎ着けなければならない。すでに知られたプロデューサーに付いてもらうことも有効かもしれないし、流通を押さえる必要もある。タイアップをするなど、プロモーションも大きく仕掛けたい。
でも、と思う。一リスナーとして、心を動かす音楽に触れる経験は、どう流通するかという問題とは、あまり関係がないと思う。むしろ、本当の才能というものは、そのような被いをまとわず、一人荒野を歩いていても、隠しきれず溢れ出てしまうようなものかもしれません。

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