Text 横浜トリエンナーレ2008

2008/11/25 | 児玉 哲彦 | [] [] [] []

2002年以来開催されている横浜トリエンナーレ。3年に一度、みなとみらい地域一帯が、まるごと現代美術の祭典を繰り広げます。今回のテーマはタイムクレヴァス。時の裂け目、といった意味でしょうか。その主題に沿ってなのか、過去の作品、および映像作品が非常に多いのが今回の特徴です。

その中でも、バイオレントでグロテスクなR-15作品も多い。連休で来ていた家族連れは戸惑っていたよう。

アートの一つの役割は、我々の常識を揺さぶり、世界の深淵を覗かせることです。その意味では、今回のトリエンナーレは、不穏さや落ち着かなさに見るものを誘ってくれます。ですが、今は我々の置かれた世界があちこちで裂け目を生じさせている。こんな時代には、本当はその裂け目を埋めるような表現が求められているように思います。

以下、気になった作品など。

リングドーム

リングドーム

ワールドポータース裏の運河パークに設置された、リングドーム。フラフープを結びつけて作られています。

Baby Marx

Baby Marx

今回一番面白かった、ペドロ・レイエスによる「Baby Marx」。まんま「ひょっこりひょうたん島」の人形劇なのに、「共産主義の父、マルクス!!」とかですよ!サーフっぽい音楽も最高。抱腹絶倒な一方、この金融恐慌のタイミングなのが示唆的です。

シャボン玉発生装置

シャボン玉発生装置

大巻伸嗣によるインスタレーションで用いられたシャボン玉発生装置。子供がひっきりなしに群がっていました。こういうわかりやすい作品の方が、個人的には好みです。

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